SNSやメディアで不吉な情報が広まっています。
「中国で新たな呼吸器感染ウイルスの蔓延」
「またウイルスの話題!?」
そう不安に思っている方も多いのではないでしょうか?
2024年12月24日、中国でヒトメタニューモウイルス「HMPV」が広がり、多くの人が感染しているとの情報が飛び交っています。
調べたところこのウイルスは、特に乳幼児や高齢者に影響を及ぼしやすいのが特徴とのこと。
日本でも「この感染が広がるのでは?」と心配する声が増えています。
この記事では、HMPVの特徴や症状をわかりやすく説明します。
また、日本への影響や具体的な予防策も詳しくお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
中国で呼吸器感染ウイルスHMPVが発生
【ウィルス】12月24日、中国で新たな呼吸器感染ウイルス「HMPV」が発生しました。死亡率は43%と報告されており、特効薬やワクチンは現在存在していません。 https://t.co/YfJzvzfuqf
— ツイッター速報〜BreakingNews (@tweetsoku1) December 25, 2024
中国の医療機関から「HMPV感染が増加している」という報告が相次いでいます。
このウイルスは、2001年にオランダで発見されましたが、それ以前から人々の間で感染していたと考えられています。
HMPVは、呼吸器感染症を引き起こすウイルスの一種です。
特に免疫が弱い人に感染しやすく、乳幼児や高齢者では重症化するリスクが高いとされています。
現在、中国では5歳未満の子どもたちを中心に感染が急拡大中。
一部の病院では、小児科病棟が満床になり、予約が取れない状況も報告されています。
医療現場では、HMPVが引き起こす肺炎や気管支炎への対応に追われています。
また、「死亡率が43%」という衝撃的な情報もSNSで話題になっています。
しかし、これは特殊な条件下(造血幹細胞移植患者など)でのデータであり、一般の感染者には当てはまりません。
ただし、特定のグループでは重症化のリスクがあるため、油断は禁物です!
HMPVの症状と重症化リスク
引用元:https://kawashin.info/20062
HMPVに感染すると、まず以下のような症状が現れます。
- 高熱(38.5℃以上が多い)
- 鼻水や咳
- ぜーぜーとした呼吸音(喘鳴)
- おう吐や下痢(一部の患者に見られる)
これらの症状は、風邪やインフルエンザ、RSウイルスとよく似ています。
そのため、「ただの風邪かな?」と見過ごされることも多いのです。
しかし、乳幼児や高齢者では重症化する可能性があります。
特に次のような人々は注意が必要です
- 1〜2歳の乳幼児
- 70歳以上の高齢者
- 免疫力が低下している人(病気治療中や免疫抑制剤を使用している場合など)
- 心肺疾患を持つ人(喘息や慢性閉塞性肺疾患など)
これらの条件に当てはまる方は、肺炎や気管支炎などを引き起こし、入院が必要になるケースも発生しているそうです。
また、HMPVは一度感染しても十分な免疫を獲得できないことが多いため、再感染するリスクが高いのも特徴です。
症状が悪化する前に、早めに医療機関を受診することが重要です!
日本への感染拡大の懸念は?
引用元:https://www.msiism.jp/article/s4cs-covid19.html
まずお伝えしておきたいのがHMPVは、実は日本でも毎年流行しています。
特に春先(3〜6月)にかけて、感染者が増える傾向があります。
小児の呼吸器感染症の5〜10%がHMPVによるもので、成人でも約2〜4%の感染が見られます。
特に幼児や高齢者を持つ家庭では、感染対策が重要です。
現在、中国での感染拡大が直接的に日本へ影響を及ぼしているという報告はありません。
ただし、新型コロナウイルスやインフルエンザなど、過去の感染症が国境を越えて広がった例もあります。
国際的な人の移動が多いこの時期は、引き続き注意が必要です。
日本ではHMPVの迅速診断キットが普及しており、6歳未満の患者に対して約5〜15分で検査が可能だそうです。
こうした診断方法の普及により、感染の早期発見と適切な対応が重要視されていくでしょう。
HMPVの予防策と感染対策
』引用元:https://www.hosonokampo.jp/other_treatment/protection/
HMPVに特効薬やワクチンはありません。
そのため、感染しないための対策を日常生活の中で徹底することが大切です。
当たり前の内容ばかりですが意識改革のため、分かりやすい動画も一緒に記載しておきます!
以下の予防策を実践してください
特に石けんを使って30秒以上洗うのが効果的です。
人が多い場所ではマスクを着けることで感染リスクを下げられます。
部屋の空気をこまめに入れ替えることが重要です。
保育園や学校など、集団で過ごす場所では感染が広がりやすいです。
家庭内でもタオルや食器を分けるなど、小さな工夫で感染を防げますので、この時期は特に徹底しましょう!
【最新情報】SNS情報まとめ
中國疾病預防控制中心(CCDC)發布「全國呼吸道傳染病監測情況」,指出急性呼吸道傳染病多病原數據,近期皆呈現持續上升趨勢,而「人類間質肺炎病毒」(hMPV,★)感染病例最為顯著。
中國疾控中心監測顯示,14歲及以下病例中的人類間質肺炎病毒陽性比率呈波動上升趨勢,並以中國北部省份更加明顯。… pic.twitter.com/eF6Sx4Rgga
— 雨可韓韓 (@Yucohanhan_ROC) December 25, 2024
以下、翻訳です!
中国疾病予防管理センター(CCDC)は、「全国呼吸器感染症サーベイランス状況」を発表し、急性呼吸器感染症の複数の病原体に関するデータは最近増加傾向が続いており、ヒトメタニューモウイルス(hMPV、★)感染症例が最も顕著であると指摘した。
CDCによると、14歳以下の患者におけるhMPV陽性率は上昇傾向にあり、中国北部の省で顕著である。
中央通信社(CNA)は、対応するワクチンや抗ウイルス薬は現在開発中であり、まだ治療に使用できないため、医師は支持療法によってのみこの病気を治療できると報じている。
患者は罹患後7~10日で回復する可能性が高く、ウイルスに対する免疫防御力が弱いため、将来再感染する危険性が高い。
PBSによるとウイルスの潜伏期間は約5日間で、ほとんどの人は重篤な症状を発症しないが、5歳以下の小児、高齢者、免疫不全者は感染リスクが高く、小児は重篤な反応を起こしやすく、高齢者は肺感染症を発症する可能性が高いという。
台北慈済病院は、日常生活でウイルスの侵入を効果的に防ぐには、単に手を洗い、適切に消毒し、手で目、口、鼻に触れないようにし、他の人と調理器具を共有しないようにし、室内の空気循環を良好に保つことであると注意を喚起している。
国際医学誌『ランセット』が2020年に発表した研究によると、2018年にヒト・ニューモシスティス・カリニウイルスに感染した人は1400万人を超え、うち1万6000人が死亡、死亡率は1000人に1人で、一部の報告で報告されている43%よりかなり低いので、過度に警戒する必要はない。
引用元:https://mashikong.com/archives/9209
SNSでは「HMPVの死亡率が43%」という情報が拡散されています。
しかし、これは特殊な条件下でのデータであり、一般的な感染者に当てはまるものではなさそうです。
実際には、HMPVの致死率は0.1%程度とされています。
多くの人が軽症で回復するので、冷静に対応しましょう。
日本での感染拡大も懸念されているので、適切な情報の入手が重要となります。
信頼できる情報を得るためには、公的機関や医療機関の発表をチェックすることが間違いないでしょう。
SNSの情報は、すべて鵜呑みにせず、正しい内容かどうかを確認してください。
こちらの記事でも最新情報を随時更新していきますが、全て正しい情報とは限りませんので、判断基準のひとつとしてご活用ください。
まとめ
中国でのHMPV感染拡大は、日本でも注視すべきニュースです。
ただし、日本では迅速診断キットが普及しており、感染拡大への対応が進んでいます。
重要なのは、基本的な感染対策を徹底することです。
手洗い・うがい、マスクの着用、換気、そして体調管理を心がけましょう!
もし症状が出た場合は、早めに医療機関で診察を受けてください。
正しい知識を持ち、冷静に対応することで、大切な人たちを守ることができます。
新たな情報が分かり次第、お伝えしていきますので、安心してお過ごしください!
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